自分の家のニオイには気づきにくいものです。来客に指摘されて初めて意識した、という経験のある方もいるかもしれません。生活臭の原因となる物質はある程度特定されており、それぞれに合った対策があります。

生活臭の主な原因物質

原因物質 主な発生源 ニオイの特徴
アンモニア トイレ、ペットの排泄物、汗 ツンとした刺激臭
硫化水素・メチルメルカプタン 生ゴミ、排水口 腐敗臭、卵が腐ったようなニオイ
ノネナール 皮脂の酸化(加齢に伴い増加) 脂っぽい、古い本のようなニオイ
イソ吉草酸 足、靴 蒸れたようなニオイ
アセトアルデヒド タバコ、アルコール 刺激のある甘いニオイ
トリメチルアミン 魚の調理、ペット 生臭さ

消臭の4つのアプローチ

ニオイ対策には、大きく分けて4つの方法があります。

1. 物理的消臭(吸着)

活性炭などの多孔質な素材が、ニオイの原因物質を表面に吸着します。即効性がありますが、吸着できる量に限りがあり、飽和すると効果が落ちます

2. 化学的消臭(中和・分解)

原因物質に化学反応を起こさせ、ニオイのない物質に変えます。特定の物質に対して効果を発揮します。

3. 生物的消臭

微生物の働きで原因物質を分解します。効果が出るまでに時間がかかります。

4. 感覚的消臭(マスキング)

芳香剤などで別のニオイをかぶせる方法です。原因物質そのものは残るため、混ざって不快になることもあります。根本的な対策にはなりません。

場所ごとの対策

キッチン・生ゴミ

硫化水素などは、水分と温度がある環境で発生します。生ゴミの水気をよく切り、密閉して保管するのが基本です。排水口のぬめりも定期的に除去します。

トイレ・ペットまわり

アンモニアが主な原因です。床や壁の低い位置に飛散して蓄積することが多いため、拭き掃除の範囲を広めに取るのが効果的です。ペットのトイレは設置場所の換気も見直します。

寝室・布団

皮脂由来のノネナールが蓄積します。寝具の洗濯と、部屋の換気が基本です。

玄関・靴箱

イソ吉草酸が原因です。靴を乾かしてから収納する、除湿剤を置くなどの対策があります。

空気中に漂うニオイへの対策

発生源への対策をしても、すでに空気中に漂っている原因物質は残ります。また、複数の発生源が混ざった「その家のニオイ」は、一か所を掃除しただけでは消えません。

空気中の原因物質に対しては、空気の通り道で吸着・分解する方法があります。エアコンは室内の空気を繰り返し循環させているため、その入り口にフィルターを置くと、部屋の空気が通過するたびに原因物質にはたらきかけられます。

AT254吸着フィルターは、アンモニアをはじめとする生活臭の原因物質に対応します。エアコン内部に設置するため室内に機器が見えず、内装の雰囲気を損ないません。介護施設や美容室など、ニオイが課題になりやすい現場でもご利用いただいています。

AT254吸着フィルターの仕組みについては「AT254とは」で詳しくご説明しています。

まとめ

  • 生活臭の原因物質は特定でき、それぞれに合った対策がある
  • 芳香剤によるマスキングは根本的な解決にならない
  • 発生源への対策と、空気中の原因物質への対策は別のもの
  • エアコンの空気の流れを利用する方法もある

介護施設・美容室など、業種ごとのニオイ対策は業種別の活用ページでご紹介しています。