AT254とは
光を必要としない「空気触媒」の技術を使い、エアコンの空気の通り道で有害物質を吸着・分解するフィルターです。仕組みと特徴をわかりやすく解説します。
AT254は「空気触媒」という技術です
AT254は、シリカ・チタンを主成分とするセラミック系のコーティング技術です。空気中の酸素と水分に反応して働くため、光が当たらない場所でも24時間はたらき続けるのが最大の特徴です。
AT254吸着フィルターは、この技術をエアコン用のフィルターに応用した製品です。お使いのエアコンのフィルターに重ねて取り付けるだけで、エアコンが空気を吸い込むたびに、その空気を通す構造になっています。
「254」の由来
細菌70種+真菌159種+藻類25種=254種
AT254という名前は、抗菌試験で効果が確認された微生物の種類数に由来しています。一般的な建築物から高い頻度で検出される菌類を対象に、試験が行われています。
空気をきれいにする4つのステップ
AT254のフィルターがどのように空気中の物質を処理するのか、順を追って見ていきます。
ナノレベルの多孔質膜をつくる
AT254の水溶液が乾燥すると、厚さ1マイクロメートル以下のセラミックの薄膜になります。この膜の内部には無数の微細な穴があり、その表面積は1グラムあたり約300平方メートル以上にもなります。
有害物質・ニオイの分子を吸着する
広大な表面積をもつ多孔質構造が、空気中に漂う粉じん・花粉・カビの胞子・ニオイの原因物質などを捕まえます。エアコンが吸い込む空気が、この層を通過します。
空気中の水分と反応し活性酸素を発生
触媒が空気中の酸素・水分と反応することで、活性酸素(水酸化ラジカル)が生まれます。紫外線を必要としないため、エアコン内部のような暗い場所でも反応が進みます。
酸化還元反応で分解する
発生した活性酸素が、吸着した物質を酸化分解します。触媒そのものは反応で消費されないため、はたらきが続きます。
光触媒との違い
「光触媒」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。名前は似ていますが、AT254の空気触媒とは反応のきっかけが根本的に異なります。
| 比較項目 | 空気触媒(AT254) | 光触媒 |
|---|---|---|
| 反応のきっかけ | 空気中の酸素と水分 | 紫外線 |
| 紫外線の照射 | 不要 | 必要 |
| 暗い場所での効果 | はたらく | はたらきにくい |
| 有機バインダー | 不要 | 必要 |
| 見た目 | 無色透明 | 白濁することがある |
| 電源・ランニングコスト | 不要 | 紫外線ランプを使う場合は必要 |
エアコンの内部は光が届きません。だからこそ、光を必要としない空気触媒であることが、エアコン用フィルターとして意味を持ちます。
AT254フィルターの特徴
電源も工事も不要
今お使いのエアコンのフィルターに合わせてカットし、重ねるだけ。電気代はかからず、追加の配線工事も必要ありません。
エアコンが空気清浄機の役割に
エアコンは室内の空気を繰り返し吸い込んで循環させています。その通り道にフィルターを置くことで、空調しながら空気を処理できます。
エアコン内部の汚れを抑える
粉じんや油分がエアコン内部に入り込む前に捕集するため、内部の汚れが進みにくくなり、クリーニングの負担軽減につながります。
ニオイのもとにはたらく
タバコ臭・生活臭・エアコン特有のカビ臭など、ニオイの原因物質を吸着・分解します。
環境と安全性への配慮
有害金属を使用せず、EUの建築材料基準を満たすノンハロゲン仕様。製造工程でのCO2排出も抑えられています。
交換時期がわかりやすい
フィルターの汚れ具合が目で見てわかるため、交換のタイミングに迷いません。
AT254の技術が使われている実績
AT254の原料となる空気触媒の技術は、フィルター製品以外にも、多くの人が利用する空間の抗菌・抗ウイルス加工として採用された実績があります。
阪神電気鉄道にて新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、定期的に車内を消毒。全ての車両の車内に抗ウイルス・抗菌加工。
紹介記事を見る(外部リンク)表記についてのご注意
- 上記は、AT254の原料である空気触媒コーティング剤の採用事例です。AT254吸着フィルター単体の効果を示すものではありません。
- 抗菌・抗ウイルスの各種試験は、定められた試験条件下で実施されたものです。実際の使用環境における効果を保証するものではありません。
- 本製品は空間に浮遊するウイルスを除去することを目的とした製品ではありません。また、病気の予防・治療を目的とした製品ではありません。
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